2015.10.28
シャラン産鴨のコンフィーの紹介
シャラン産鴨肉とは
シャラン鴨とは俗称で、もともとはナント鴨と呼ばれていたものです。
ナント鴨はシャラン北部15kmから周囲30kmのヴァンデ沿岸地域の湿地で生息していたので、
より適切な名前としてシャラン鴨と呼ばれるようになりました。
歴史は古く、ヴァンデ県に移住したスペイン人が野鴨を飼いならしたことから始まり、品種の改良で
現在のシャラン鴨が出来上がりました。
シャラン鴨とはこの地方のみの鴨ですから、生産量は限定されています。
シャラン鴨の特徴は、なんと言っても伝統的な飼育法にあります。
職人による伝統を守った手作りの餌(とうもろこしに小麦、マラカス麦、大豆、果肉、糖蜜)
恵まれた湿地帯での飼育方法は世紀を超え今日まで変わっておりません。
子鴨が暖かい飼育小屋にいるのは生後一週間だけ。その後は、大自然の広々とした空間に8~9週間放し飼いにします。
えんえんと広がる湿地帯の中で群れをなしながら自由に走り回ったり、ゆるやかに流れる小川で
好きなだけ水遊びをさせて、必要な栄養分だけを自由に摂取させて育てます。 また、屠鳥方法にも特徴があります。
シャラン鴨は伝統的にエトフェ(窒息)させることにより血液が肉の中にとどまり、
より繊細な肉質で芳醇で野性味あふれる味わいを特徴とします。
長くなりましたが、こだわった美味しい鴨肉です。
始めに、鴨のモモ肉をマリネします
(この時に余分な脂や、毛が残っているものも、ピンセットを使い取り除く)
岩塩、粒胡椒、ニンニク、フレッシュのローリエで一晩マリネし
鴨の脂と精製したラードで、低温の脂で温度を管理して煮ていきます
(水分を入れていないので、旨味が逃げず香りを残したまま柔らかく煮ていけます)
中は柔らかく、ふっくら、外は香ばしく皮をパリッと焼き上げた鴨のコンフィー、美味しいです。
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